LISA Conference 2012レポート[その1]


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毎年秋ごろにニューヨークで開かれているカンファレンス、LISA Conference。LISAはLeaders in Software and Artの略で、ニューメディアアートを扱った他のカンファレンスと大きく違う特徴は、アーティストやキュレーター以外に、評論家やコレクターが参加していること。主催者のIsabel Dravesは「ポストモダニズムの後に来るものはニューメディアアートであり、歴史の中で正当なポジションを獲得するのは時間の問題だ」と語り、まだまだメインストリームのアートシーンから遠い、実験的な作品と捉えられがちな現状をふまえ、ニューメディアアートを従来のアートと同様に批評やマーケットで扱っていく状態を目指すということに視点がおかれて、そのための場作りという位置づけだ。今年(2013年)は11月1日に開催が決まっている。

今年のイベントに先駆けて昨年のレポートをお届けする。日本語ではたぶん初めてのレポート。

カンファレンスについて

全部で3日間開催され、初日がオープンサロン、二日目がオープンスタジオ、三日目が美術館でのカンファレンスという構成だった。

初日はニューヨーク大学の中でもニューメディアを扱った専攻のあるITPのスペースを利用して行われ、オープンソースな出版方法というテーマで二つの講演が行われた。

二日目はオープンスタジオ。三日目のライトニングトークに出演するアーティストのうち有志の何人か自分のスタジオを時間限定で解放し、個別に連絡をとって現地へそれぞれ勝手にいく、ゆるーい感じ。

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最後の三日目はセントラルパークのすぐ近くにあるGuggenheim Museumという美術館のホールで朝から夕方までカンファレンスがあり、夜は別な会場でアフターパーティが開かれた。

登壇者の内訳は、アーティストが30人、キュレーター/エディターが8人、コレクターが2人、批評家が1人という構成。

Q&A at LISA2012

参加者は公式発表ではないがおそらく全部で200人ぐらい、国はアメリカ国内やカナダからがほとんどで、国外のブラジルや日本からが数人という印象。
初日と二日目は補足的なイベントであり、このカンファレンスのイベントとしては三日目のものがほぼすべてであり、シングルトラック・シングルデイのカンファレンスとしてはチケット代が500ドルとやや割高で、TEDのような空間にしたいという主催者側の思惑が働いているようだ。

その2へ続く。


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