LATCHに代わる情報の分類法 the Seven C’s

データ可視化の原理 作るための記事

「情報アーキテクチャ」「情報アーキテクト」という概念自体を定義した、リチャード・ソウル・ワーマン。彼は著述家としてだけでなく、TEDカンファレンスの創設者としても著名な人です。

彼が1996年の著書「Information Architects」の中で、情報の整理原則を提案しています。略語としてLATCHです。

  • Location(場所)
  • Alphabet(アルファベット、日本風には五十音順)
  • Time(時間)
  • Category(カテゴリー)
  • Hierarchy(階層)

データビジュアライゼーションの原理原則を学んでいる者からすると、LATCHは、1996年に作られたことや作者自身が否認していることもありますが、すべてを言い表せておらず、更新する必要性を感じています。

アルファベットとカテゴリーはカテゴリーとして同一に扱えそうですし、階層以外のネットワークが存在しないですし、数値について明示的な扱いもありません。

これらをアップデートするとして、Juuso Koponenさん, Jonatan Hildénさんが、頭文字をすべてCで統一的に扱って新たに “The Seven C’s”という略語を提案しています(Data Visualization Handbook, 2019)。覚えやすい。素晴らしいですね。これで充分ですね。

  • Continuum by magnitude(大きさによる連続体)
  • Continuum by rank(ランクごとの連続体)
  • Coordinates(座標)
  • Chronology(年表)
  • Category(カテゴリー)
  • Connection(接続…関係性)
  • Convention(慣習・慣例)